EMIボックスからシューマン2番を、今聞き終わりました。以前病後の演奏と
かの会場録音(プライヴェート)を聞いた事があって、それが大層良かったん
ですが、それと似ているような、でも違うようなです。まあ、楽しめました。
それにしても、この曲は落着かない曲ですね。楽章に緩急はあっても、全曲を
通して、安らぐところがありません。何か影に何時も付きまとわれて居るよう
な、そして最後には遂に逃げ切ったような曲です。メロディーにしても始終重
なって次から次に休みなく溢れる感じです。しかし統一感はあります。多分、
シューマンを良く表している曲なんじゃあないかなと思います。とまあ、聞い
ている間にこう言う事が頭に浮ぶような演奏でした。
-- Akira Tagata <akira at wizvax.net>, <tagata at ibm.net> Tokyo