EMIのボックスからブラームス「ハイドン変奏曲」を聞きました。これだから
チェリビダッケは辞められません :-)
冒頭に提示されるテーマだけでも美しい流麗な音楽に感じられました。変奏が
始まった途端にブラームスらしい厚みのある響きとなって、びっくりしました。
その後、ブラームスらしく暗いところはとっても暗く、泣き出しそうなところ
はそう言う風に、といったあんばいです。とにかく変奏毎に様々な様相が楽し
めました。圧巻は最終変奏ですね、やはり。丸でブルックナーのコーダのよう
な感じを受けました。ああ言う音に包まれたら幸せだろうなと思います。こう
言うのを耳にすると、無理ですが生で聴きたくなります。
-- Akira Tagata <akira at wizvax.net>, <tagata at ibm.net> Tokyo