ブラームス3番を聴きました。
録音はやっぱり嫌いです :-) が、そんなことは放っといて、
結構、楽しめました。第1楽章のソナタ形式が、第2主題を
際立たせて、様式感が楽しめました。その第2主題での木管
が美しい(生で聴きたい)ですねえ。様々の音が聞こえて、
こう言う音が書かれていたんだ、とまた思ってしまいました。
第2楽章全体が美しい。4番の第2楽章のようにゆったりと
した気分を、この3番で味わいました。(生で聴きたい)
第3楽章が、中休みのようですねえ。なぜだろう。
終楽章も様式感を味わえました。終わりがだらだらとして、
つまらない演奏が多いですが、コーダの意味が分かるような
感じです。どういう意味か言え、と言われると困るけれど。
先日、シュタイン・バンベルク響でこの第3が良かったと発
言しましたが、あの時は4つの楽章が、
穏-激-穏-激
という感じで意外感があって、しかしたいそう楽しめました。
こういう演奏は、新しい発見でした。
今聴いた、チェリビダッケの演奏は、
激-穏-穏-激
でした。第3楽章は謎ですが、叙情に流されていない演奏は
好感です。俗っぽく歌わせないところが好いですね(俗っぽ
かったら素晴らしいと言うかもしれない :-)
-- Akira Tagata <akira at wizvax.net>, <tagata at ibm.net> Tokyo