ここでは、このサイトを通じて使用する「用語」を規定しています。
曖昧さを避ける目的で、一部、一般に用いられている用語とは違う規定をしているものもあります。
オブジェクト指向関連の用語
- オブジェクト
- コンストラクタの復帰値。
オブジェクトとは任意個数の値をひとまとめにしたもので、値に名前を与えプロパティと言う。
- プロパティ
- プロパティの値は、基本値(Undefined, Null, Boolean, Number, String 型)、およびオブジェクト(注:メソッドも可)である。
- コンストラクタ
- コンストラクタ呼び出しされるメソッド
- 関数
- 関数呼び出しされるメソッド
- メソッド
- 一連の手続きをひとまとめにした物。
メソッドはFunctionコンストラクタの復帰値である。メソッドはオブジェクトである。
- コンストラクタ呼び出し
- new演算子を用いてメソッドを呼び出すこと
- 関数呼び出し
- new演算子を用いずにメソッドを呼び出すこと
- プロトタイプ
- コンストラクタ(として呼び出されるメソッド)の復帰値(オブジェクト)の原型として用いられるオブジェクト。
コンストラクタは、手続きに先立ちプロトタイプをコピーし、復帰値の初期値(原型)とする。一般にコンストラクタは、初期値にプロパティを付加し、復帰値として返す。コンストラクタのprototypeプロパティがプロトタイプとして用いられる。
ソフトウェア実装関連の用語
- 動的スタイル指定
- スタイル変更エレメント(
elt
)に対し、文字列の場合は「クラス指定スタイル」、オブジェクトの場合は「スタイルオブジェクト指定」
- クラス指定スタイル
- 空白で区切られたクラス・リストを想定。
exp. "young lady" の場合、elt.className = "young lady"
となる
- スタイルオブジェクト指定
- 当該オブジェクトのプロパティでDOMに於けるinlineスタイルに準じ指定する。
exp. { fontSize: 'x-large', backgroundColor: '#f0f0f0' }
の場合、elt.style.fontSize = 'x-large'; elt.style.backgroundColor = '#f0f0f0'
となる
参考
- インスタンス(instance)、インスタンシエート(instantiate)
- インスタンス(名詞)を得るための動作(動詞)をインスタンシエートという。オブジェクト指向の一般用語として捉え、ここでは使用しない。